はじめての賃貸住宅暮らし。内見時は、ココに注意!

進学や就職、結婚、転勤……新生活を始めるに当たって、はじめて賃貸住宅を借りる方も多いことでしょう。賃貸住宅での暮らしを始めるには、まず新しく住む「お部屋選び」をしなくてはなりません。そんな「お部屋選び」をする際に注意すべきポイントには、どんなことがあるのでしょうか。“不動産・住生活”のプロが、そんな疑問にお答えします!

Q.はじめての賃貸住宅暮らし。「お部屋選び」で注意した方がいいことは?

A.必ず物件の「内見」をすること。実際に現地に行ってみて、 冷静に「住んだ後」のことを想像しながらお部屋を調べる必要があります。

お店で見せてもらえる「図面」の表記は、時々間違っていることがあります。実際に現地に行き、時間をかけて部屋のすみずみまでチェックしましょう(メジャー、カメラ、もらった図面とメモを取るペンを用意しておくと、さらに良いですね)。また、物件の契約は、現状優先なので、内見時には特に注意して細かく見ておくことが大切です。

まず室内に入ったら、窓や扉を両側に開閉しスムーズかどうかをチェックしましょう。続いて、部屋の向きや風の流れ、ベランダや屋根や柵の状態、網戸の有無、外の音や内部から響く音に耳を澄ませましょう。動いている間は気にならなかった騒音も、実際に“眠る”ことを考えて静かにしてみると、耳に付いてしまうことも。実際に住み始めた後、部屋にいる間中はずっと動いている、ということはありえませんから、必ず「静」と「動」の両方の状況からお部屋や住環境を観察しましょう。

次に、図面からだとわかりづらい、お部屋自体や設備のサイズ感を確認しましょう。ユニットバスやトイレは外から見てもサイズがわかりにくいもの。空間に身体を入れ、状況を図面に書き入れます。また、特に、家具や日用品がない内見時の室内は広く感じるもの。部屋の形状によっても家具や荷物の配置が変わるので、室内のサイズをメジャーで測ることを忘れずに。収納、冷蔵庫や洗濯機置き場、キッチンの廊下、ベランダの奥行きなども測って図面にメモしましょう。欲しいサイズの冷蔵庫などが入らない可能性もあるからです。

さらに、室内のチェックが済んだら、自分の住む部屋だけでなく、郵便受け、ゴミ置き場、駐輪場の場所などの共用部分もくまなく見ましょう。室内ばかりに目が行きがちですが、室外も含めた“住環境”を考えることが大事です。「郵便受けにカギが無くて、郵便物が無くなってしまった……」というトラブルが起きてしまわないよう、“住んだ後の生活”を考えて、室外にも目を向けましょう。

内見後は、「前の部屋が見える」「においがある」「コンロ2口GOOD!」など、特徴と感想を図面に明記。なお、内見は未契約であれば複数回できます。契約の動きが早い2月~4月以外は再度、時間や曜日を変えて行きましょう。遮音性重視なら、人が多い週末の夕方から夜がオススメ。また、最寄駅から物件までの夜道も、特に女性は事前確認が必要です。

その他、内見時に注意したいポイントとしては、気になる汚れや傷があったら、不動産会社の方に承諾を得てカメラで日付を入れて写真を撮影しておきましょう。退去時の「敷金返還」にも関係するためです。入居当時の現状がわかるようあらかじめ記録を残しておいて、退去時のトラブルを防ぎましょう。

ポイントをおさえた内見をして、自分に一番あったベストな住まいを選び、後悔なしの理想の新生活をスタートさせましょう。

高田七穂(たかだ なお):不動産・住生活ライター。住まいの選び方や管理、リフォームなどを専門に執筆。モットーは「住む側や消費者の視点」。書籍に『最高のマンションを手に入れる方法』(共著)『マンションは消費税増税前に絶対買うべし!?』(いずれもエクスナレッジ)など。


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