東京都は6日、東京都液状化対策アドバイザーによる相談対応と地盤調査データ等の閲覧を開始すると発表した。

東京都液状化対策アドバイザーによる相談対応では、地震による液状化発生の可能性や敷地の地盤状況の把握、地盤特性に応じた対策工法の選定など、建て主や建物所有者が液状化による建物被害に備え、検討していく初期段階において、専門家が必要な情報の提供や助言を行う。

予約受付窓口および相談場所は東京建築士会。予約受付時間は毎週月曜日~金曜日の9:30~17:00(休祝祭日除く)。相談対応は10日から開始する。

東京建築士会トップページ(出典:東京建築士会Webサイト)

都は液状化対策の一環として、敷地状況を把握する際に参考となる既存資料の閲覧も開始。閲覧可能な資料は、公共施設の建設に伴って調査された場所の地盤について、地層構成や各地層の硬軟、地下水位などを読み取ることができる「地盤調査データ(ボーリング柱状図)」、土地の変遷や成り立ちを確認できる「過去の地形図および土地条件図」、液状化による建物被害に備えるための手引き(2013年3月より閲覧開始)となる。

上記の資料は、東京都都市整備局市街地建築部建築指導課(都庁第2本庁舎3階中央)、 東京都多摩建築指導事務所・区市町村の担当窓口、東京建築士会にて閲覧できる。なお、手引きおよび概要版リーフレットは、都市整備局Webサイトでも公開している。