就職や仕事に役立つ資格は実に多いもの。その中でも今回は、幅広い分野で生かせる「硬筆書写技能検定」についてご紹介します。受験方法、難易度などを知りたい方は是非チェックしてみてください。

■硬筆書写とは何か?

硬筆書写とは、ペンや万年筆、鉛筆など先の硬いもので字を書くこと。財団法人日本書写技能検定協会では「硬筆書写検定」と呼ばれる技能検定が行われています。もともと「ペン字検定」という名称で始まったため通信講座などでは、実用ペン字、実用ボールペン字とわかりやすい名称で呼ばれることが多くなっています。

手書きの文字を書く機会が減っている現代では、自分の書く字に自信がないというケースも多く、毎年多くの人が受験しています。

■硬筆書写検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

・受験資格:特になし

・試験科目:実技、理論

・試験日程:6月、11月、2月

一般財団法人 日本書写技能検定協会

■硬筆書写検定の難易度は?

しっかりと勉強すれば合格できる可能性は高いといえます。学習方法も、テキスト等を参考にしながら自宅でできるタイプが人気で、ふだんの仕事をしながらでも取得しやすいものとなっています。

■硬筆書写検定のメリットは?

硬筆書写検定の勉強をすれば、きれいで美しい字が書けるようになるため、手書きの書類や文章を書く機会が多い人にとっては、役に立つ機会が多くなっています。特に事務職や教育現場で働く人は、手書きの文字を他の人に見せる機会が多く、向いているといえるでしょう。硬筆書写検定の資格を持っているだけでは就職は難しいので、他の資格とあわせて取得するのもいいでしょう。