PFUは6月4日、Intelの第4世代Coreプロセッサ(開発コード名:Haswell)を搭載した組込機器向けCPUモジュール「システム オン モジュール AM120モデル210」を発表した。

同モジュールはCPUやチップセット周辺の主要コンポーネントを搭載した製品で、組込用途向けCPUモジュールの業界標準規格「COM Express(Type6)」に対応したもの。

搭載CPUである「Core i7-4700EQ」は、動作周波数2.4GHz(ターボブースト時3.4GHz)の4コア/8スレッド品で、対応メモリはDDR3L-1600/1333(標準的な搭載容量は2/4/8GBから選択。最大32GB)となっている。また、4ポートのSATA 3およびPCI Express Gen3への対応なども図られている。

さらにCPUのTDPは47Wながら、ヒートシンクのみでの冷却に対応しており(システムとしてのファンは必要)、小型組み込みコンピュータなどへの搭載や、1台のシステムに複数台のモジュールを搭載することによる省スペース化なども実現できると同社では説明している。

加えて、前世代から開始した保証期間3年も継続して行っている。

なお、同モジュールの受注はすでに開始しているが、出荷は2013年8月下旬を予定しているとのことで、AM100シリーズ全体で今後3年間で10万台の販売を目指すとしている。

システム オン モジュールAM120モデル210Jの外観