猫がじーっと見つめてくるとき、何をいいたいのか悩んでしまう飼い主も多いはず。今回は猫と上手に付き合うために、猫が見つめてくる理由をまとめました。猫飼い初心者さんは是非参考にしてみてください。

■定番の要求

一番多いのがこのケース。要求がある場合鳴くケースもありますが、状況や個体差によっては黙って見つめることもあります。

1.おなかがすいている(御飯が欲しい)

朝寝ている飼い主を黙って見つめたり、夕飯の数時間前から黙って要求したりする子も。猫は行動を習慣化させる傾向にあり、もし早めに食事を与えてしまうと、今度はそれが習慣化されてしまうので注意が必要です。たとえ要求されても、ぐっと我慢して決めた時間まで待たせるようにしましょう。

2.暇(遊んでほしい)

子猫や若い猫は遊び好き。ただしいつでも要求に応じていては人間が思うように行動できないので、毎日遊ぶ時間を決めておきましょう。また、一人遊びができるおもちゃや、相性を考えた上で遊び友達になる猫を一緒に飼うのもいいでしょう。

3.トイレが汚い(掃除してほしい)

猫は本来狩りをする生き物なので、自分のニオイが残るのを嫌がります。そんなキレイ好きな猫は、トイレが汚れていると不満になることも。排せつの際にトイレの周辺や手を汚しやすい子もいるので、日ごろから気をつけてあげましょう。

■状況変化に対する要求

1.部屋が寒いor暑い

季節の変わり目などに多いです。高齢猫は体調に影響を与えることもあるので御注意を。冷暖房器具を用意するほどでもないということなら、猫用のクールマットや保温シートがあるので利用してみましょう。

2.外が見たいor出たい

猫は外をぼんやりと眺めるのが好きで、ストレス発散にもなります。曇りガラスの場合は見やすいように少しあけてあげるのも良いでしょう。ただし、完全室内飼いの猫は一度外に出してしまうと戻ってこられなくなる可能性が高いので、柵(さく)を取り付けるなどの対策を忘れずに。網戸は簡単に破られてしまいます。

日ごろから外と中の出入りを自由にさせている猫なら出しても良いですが、時間帯や天候によっては我慢させましょう。

■愛情表現と警戒

先に書いた要求に該当しない場合は、愛情表現か警戒(威嚇)のケースが多いです。前者は目が合うと何度もまばたきしたり、目を細めたりします。逆に後者は目が合ってもそのままにらみ合うか、途中で目をそらします。