シマンテック ノートン事業部は、子供たちの夏休みを前にネット犯罪に巻き込まれないようアドバイスを発表、ノートンブランドの「家族のためのインターネットセキュリティガイド」(第四版/日本語/PDF形式/56ページ)も公開した。

同社は昨年、全世界を対象とした調査結果「2012年ノートンネット犯罪レポート(NCR)」を発表している。なかでもソーシャルネットワーク(SNS)のプラットフォームにおけるネットの犯罪が顕著に増加しており、夏休みを前に特に子供たちが巻き込まれる可能性を指摘している。

シマンテックのノートン事業部インターネットセーフティ推進担当のメリット氏は、ノートンのソフト開発に約10年間携わった経験を持ち、インターネットと家族をテーマにした記事をブログにも多数投稿している。同氏は国を問わずに、特にティーンエージャーに共通する危険を招きやすい5つのパターンを紹介しており、何よりも「話し合い」によってインターネットの利用に関する家族のルール作りが重要としている。

1.実際の年齢を偽り、デートサイトなど年齢制限があるソーシャルコミュニティに参加したり、望ましくない情報収集をする。
2.親が置き忘れたタブレットやモバイル経由で、クレジットカードによるショッピングやサービスを購入する。
3.子供個人のメールアドレスに送られたフィッシングメール(懸賞が当たった等)で詐欺の被害にあう。
4.ソーシャルメディア上で子供が望ましくない写真にタグ付をされてしまっている。
5.子供がネットいじめ(被害者側や加害者側を問わず)に巻き込まれている。

公開された「家族のためのインターネットセキュリティガイド」は、3人の子供の母親でもあるメリット氏が執筆するもので、就学前/小学校低学年/小学校中・高学年/中学生・高校生/大学生以降と子供の年齢に合わせたアドバイスや、ウイルスやワーム、スパイウェア、ボット、個人情報の窃盗、パスワード保護などのセキュリティの基本をわかりやすく解説。SNSやブログ、携帯電話からプライバシーなど知識の少ない子供たちが陥りやすいリスクについて56ページにわたり解説している。

「家族のためのインターネットセキュリティガイド」目次