アサツーディ・ケイ(ADK)は6月4日、インターネット上で使用する画像にさまざまな情報を付加することができるサービス「Stipple」を展開する米Stipple社と、日本を含むアジア地域での戦略的なビジネスパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

Stipple社はサンフランシスコに拠点を置くベンチャー企業で、これまでにFloodgate、Relevance Capital、Kleiner Perkins Caufield & Byersなどから計900万ドルの投資を受け、Stippleサービスの開発を進めているという。

Stippleは、画像に情報を埋め込むことで、そこにカーソルを合わせたユーザーにいろいろな情報を提供するサービス。付加できる情報は多岐にわたり、テキストや画像、動画へのリンクの他、画像内に登場する商品のEコマースサイト情報なども埋め込める。

Stippleの利用イメージ。マウスオーバーでアイコンが表示され(下)、アイコンにマウスオーバーするとさまざまな情報が表示される

同サービスはこれまで、米国やその他海外での広告キャンペーンに導入されており、日本でも2012年11月に公開された映画「のぼうの城」のプロモーションで活用されるなど、導入実績を重ねてきた。両社はこのほど、ADKのデジタル領域における成長戦略、またStipple社のグローバル戦略の一環として、今回のパートナーシップ契約の締結に至ったという。