クラウド・スコープ・テクノロジーズは6月4日、仮想化環境をビジュアルに監視・管理する「MoonWalker ver.2.5」をリリースしたと発表した。

MoonWalkerは、サーバ機器やネットワーク機器等の障害情報、統計情報を一元的に管理・監視する統合運用監視ツール。今回リリースする新バージョンでは、ネットワーク監視とサーバ監視機能を充実させると同時に、サービス(業務)を構成するシステム全体の一元的な構成情報管理を強化。構成情報管理画面に、VLAN(Virtual Local Area Network)を表示する機能やIF(インタフェース) Ping機能を追加し、LLDP(Link Layer Discovery Protocol)への対応など、運用者の負荷を軽減する機能を強化した。

サービスを中心に見た構成情報管理画面(VLAN表示を追加)

また、今回リリースしたツールをもとにした、仮想アプライアンスの提供も開始。昨今、ベンダーは垂直統合型仮想プラットフォームの提供に注力しているが、これら垂直統合型仮想プラットフォーム上での仮想アプライアンス製品としても利用することが可能となる。これにより、MoonWalkerのインストールに必要な時間が大幅に短縮され、最短1時間程度で運用を開始できる。

垂直統合型仮想プラットフォーム上での仮想アプライアンス化のイメージ