婚約の記念に男性から女性へ贈られる婚約指輪。プロポーズの際に渡したり、2人で選びに行ったりスタイルは様々ですが、女性にとってうれしい瞬間ですよね。その価格の相場は給料3カ月分とも言われますが、これって海外でも一般的なのでしょうか? 婚約指輪を贈る習慣はあるのか、価格はどのくらいなのか、日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

■婚約指輪は一般的です。しかし値段はそれぞれ。ものすごく高いのを買う人もいれば、シンプルで安いものを買う人もいます。給料と合わすことはありません(イラン/20代後半/女性)

■母国でも一般的です。値段は決まっていませんが少なくても金の指輪です(トルコ/30代後半/男性)

婚約指輪を贈ることは一般的でも、価格の相場は特になく、それぞれのライフスタイルの合わせた指輪を選ぶということですね。ちなみにトルコでは、新郎新婦への贈り物も金(ゴールド)が良いとされ、金のブレスレットやコインが一般的だそうです。

■婚約指輪は一般的です。貧富の差が激しいので何とも言えませんが、強いて言えば、中級社会では1カ月ぐらいの給料です(インドネシア/40代前半/女性)

インドネシアは様々な宗教、民族で構成されている国なので、婚約や結婚の流儀はそれぞれ異なります。人口の9割を占めるイスラム教は一夫多妻制ですが、経済力がなければ複数の妻を養うことはおろか、婚約指輪を贈るのも大変ですね。

■一般的です。相場は給料の2カ月分ぐらいです(エジプト/40代前半/男性)

■婚約指輪は一般的であり、値段は一般的に給料の2カ月分です(アメリカ/30代後半/男性)

左手の薬指に指輪を付ける習慣は、古代エジプトで始まったと言われています。人間の身体には、心臓から左手の薬指にまっすぐ通っている「愛の血管」があると信じられていたからなのだとか!

■一般的で、給料3カ月くらいかな。ただ、人はそれぞれ(カナダ/20代後半/男性)

出ました、給料3カ月分! 日本でもかつて婚約指輪の相場は給料の3カ月分と言われていましたが、これはジュエリー企業の宣伝文句。実際は平均30万円~40万円という調査結果が出ています。

■一般的です。3カ月から5カ月の給料の値段ぐらい(スペイン/ 30代前半/男性)

■はい、一般的です。給料半年分(ペルー/40代後半/男性)

■一般的です。2~6カ月の給料ぐらいです(中国/20代後半/女性)

結婚指輪がシンプルなリングであることが多いのに比べ、ダイヤモンドなどの宝石が付いたお姫様気分になれるのが婚約指輪。せっかくだから思いっきりゴージャスなものを!ということでしょうか。中国では婚約時に、写真屋さんで結婚写真を撮影します。気が早いような気もしますが、これも婚約の習慣のひとつなのだそうです。

■今は一般的ではありません。買っても何カ月分という高価なものは買わないと思う(ドイツ/30代後半/男性)

■昔は一般的でしたね。伝統的な家庭ではまだそうですが、最近は結婚が少なくなっている社会なので、結婚指輪すら珍しいかもしれません。婚約指輪の相場は本当にピンきり(フランス/20代後半/女性)

暮らしのパターンが多様化した現代では、婚約指輪の存在意義が薄くなったようです。日本でも結婚指輪を少しいいものにして、婚約指輪はなしというカップルも増えています。

■特にそのような決まりや習慣はありません(スウェーデン/40代前半/女性)

■そういう概念はない(ブラジル/50代前半/女性)

ブラジルでは婚約の時点で結婚指輪を贈り合い、右手の薬指にはめます。結婚式の時に左手の薬指に付け替えるというのが一般的なので、婚約指輪って何?ということみたいです。

婚約指輪を贈ることは世界でもまぁまぁ一般的と言えそう。やはり指輪は愛の証なんですね。