東芝は31日、キーボードを分離してピュアタブレット型になるコンバーチブルUltrabook「dynabook V713」を2013年夏モデルの一つとして発表した。電磁誘導式のデジタイザーペンを同梱したモデルも用意される。価格はオープンで、発売は6月下旬を予定している。

dynabook V713

「dynabook V713」は、フルHDの11.6型IPS液晶とTDP13Wの超低電圧版Core i5-3339Yを搭載。マルチタッチモデルの「V713/27J」と、デジタイザーモデルの「V713/28J」が用意される。タブレット部分とキーボードドックは片手で装着可能。ポインティングデバイスはタッチバッドと同社伝統の「アキュポイント」を両装備する。

ボディ素材は外側に高剛性樹脂を、内側にマグネシウム合金を採用。ディスプレイ表面には強化ガラスを張り、100kgf面加圧や76cm落下テストに耐える堅牢性を有している。

dynabook V713/28J

「V713/28Jは、デジタイザーペン使用時において「紙のような書き心地」を追求したモデル。ディスプレイ表面の非光沢フィルムとテストを重ねたペン先の組み合わせにより、「適度な抵抗感」を提供するほか、筆跡遅延やペン先と表示の位置ずれを低減。同梱される電磁誘導式のデジタイザーによって1,024段階の感圧も可能となっている。そのほか、本体背面にリザーブペンも装備する。店頭予想価格は170,000円前後。

主な仕様は、CPUがIntel Core i5-3339Y (1.5GHz)、メモリがPC3-12800 4GB (4GB×1)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000 (CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット、タッチパネル、IPS)、ストレージが128GB SATA SSD、OSがWindows 8 64bit。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、1000BASE-T対応有線LAN。インタフェースは、タブレット部分にUSB 3.0×1、micro HDMI出力、ヘッドフォン出力、前面100万画素・背面300万画素のWebカメラを、キーボードドックにUSB 2.0×1、HDMI出力、D-sub15ピン、有線LANを装備する。

バッテリ駆動時間は約7.0時間。タブレット部分のサイズと重量は、約W299.0×D189.0×H12.4mm/約870g。キーボードドック接続時は、約W299.0×D220.5×H16.9~19.9mm/約1.47kgとなる。

ソフトは「Microsoft Office Home and Business 2013」や「Adobe Photoshop Elements 11」「Adobe Premiere Elements 11」などがバンドルされる。

dynabook V713/27J

こちらはペンが付属しないマルチタッチモデル。V713/28Jとの主な違いとして、無線LANがIEEE802.11b/g/n対応、重量が約45g軽くなること、Adobeの写真・動画編集ソフトが付属しないことが挙げられる。店頭予想価格は150,000円前後。