日本HPは30日、アプリケーションライフサイクル管理(ALM)ソリューションのラインアップを拡充し、ALM統合プラットフォーム「HP Application Lifecycle Management 11.5」(ALM 11.5)」、およびラボ(開発・テスト)環境から本番環境までの構築を連続的に自動化する「HP Continuous Delivery Automation」(CDA)を、同日より発売開始すると発表した。

また、性能管理プラットフォーム「HP Performance Center 11.5」と、品質管理ツール「HP Quality Center 11.5」についても、あわせて発売開始する。

各製品の主な特徴と最小構成価格として、「HP ALM 11.5」は、アプリケーション開発ライフサイクル全体の管理とレポートのための総合プラットフォーム「HP ALM」の最新バージョンで、ラボ(開発・テスト)環境構築を自動化する「HP CDA」との連携機能、テストケース、テスト機器などテスト環境を管理するラボマネジメント機能、「HP CDA」によるテスト状況をチェックするビルドベリフィケーション機能などを搭載している。価格(1同時ユーザーサイトライセンス)は90万7,200円。

「HP CDA」は、HPのクラウド自動化技術をラボ(開発・テスト)環境配備にも拡張するインタフェースで、「HP ALM 11.5」と連携することで、アプリケーションの動作対象環境の配備をインフラ、OS、ミドルウェアの詳細な組み合わせをモデルとして管理し、自動化ツールとの組み合わせで開発から品質保証(QA)、ステージング、本番環境までの連続したクラウド活用を自動化・最適化する。価格(5アプリケーション)は462万円。

新製品と最小構成価格

「HP Performance Center 11.5」は、アプリケーション性能管理のためのプラットフォーム「HP Performance Center」の最新バージョンで、「HP ALM 11.5」と同様、ラボマネジメント機能を実装。新機能では、HP BSMソフトウェア製品や他社製品からテストスクリプトに使用する本番環境の監視データをインポートすることで運用側との性能情報共有をリアルタイムに行え、事前に潜在的な性能ボトルネックを特定、診断することができる。価格(1仮想ユーザー)は1097万5,650円。

「HP Quality Center 11.5」は、アプリケーション品質管理のためのプラットフォーム「HP Quality Center」の最新バージョンで、「HP ALM 11.5」の基本バージョンとして、要件管理からテスト計画、ビルド、テスト結果などの管理や機能・性能自動化ツールと連携した管理機能を備えている、価格(1同時ユーザーサイトライセンス)は67万2,000円。