TowerJazzは5月28日、LED照明市場向けにAC/DCコンバータ(ADC)のダイサイズを従来の半分に縮小可能な750V、17Ω mm2デバイス技術を開発したことを発表した。

同技術は、2層配線プロセスに16枚のマスクで実現可能な高効率700Vプロセスと統合されて提供されることから、カスタマはマスクレイヤを追加することなく、オン抵抗の低減とダイサイズの縮小を実現することが可能となる。

また、700Vプロセスには、例えば、電気モーターでは、IGBTあるいはデスクリートパワーMOSFETを使用したゲートドライバ向けに理想的な技術であるレベルシフタ・デバイスも含まれているという。

なお、同社では、同技術を活用することで、コスト重視のLED照明市場のカスタマは大きな強みを発揮することが可能になると説明しているほか、700Vプラットフォームは、同社の2カ所の200mmウェハファブで製造可能な組込み型不揮発性メモリと合わせて、0.18μm、60V BCD テクノロジーなどのパワーマネージメント技術を補完するものになるとしており、今後もカスタマとの継続的で親密なパートナーシップの構築を目指し、革新的なプロセステクノロジーや効率的かつコストを意識したサプライチェーンを通じて市場での優位性を提供していきたいとコメントしている。