ブルレーインクは、米・Makerbot Replicator社製の低価格デスクトップ型3Dプリンター「Makerbot Replicator」シリーズより、デュアルノズル搭載の新モデル「Makerbot Replicator 2X」を日本国内にて発売した。価格は32万5,800円。

「Makerbot Replicator 2X」

「Makerbot Replicator」シリーズは、低価格ながら積層ピッチ0.1ミリ、印刷可能領域1,041立法センチメートルを実現したデスクトップ型3Dプリンター。2012年に発売された単色タイプの「Makerbot Replicator 2」(26万4,800円)に加え、今回新たに2色のモデルをプリントできる「Makerbot Replicator 2X」がラインナップに追加された。

同製品は線状に加工されたABS樹脂を融解・射出し、塗り重ねて造形物を作り上げる仕組みとなっており、製作物のCADデータを保存したSDカードを本製品に差し込み、作動ボタンを押すだけで簡単に造形物が製作できるという。本体には、平面精度が高い造形プレート、温度や湿度の変化に強いパウダーコート鋼製シャーシ、冷却ムラによるひび割れや歪みを防止するカバーなどを備え、より精密なプリントを可能とした。マテリアルにはPLA(ポリ乳酸)と、PLAに比べて安価なABS樹脂の両方を利用できる。なお、ABS樹脂の価格は1万800円/kgからで、24色用意されているとのこと。

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