JR東海が運営する「リニア・鉄道館」は29日より、東海道新幹線品川駅開業10周年を記念した記念展示や、新幹線0系食堂車・300系運転台の特別公開など各種企画を実施する。

新幹線品川駅開業当時の出発式の様子

新幹線品川駅開業当時、新幹線の車両に貼られたステッカー

「品川駅開業10周年記念展示 ~東海道新幹線『第2の開業』~」では、2003年10月の東海道新幹線品川駅の開業を機に実施された全列車270km/h化と「のぞみ」主体のダイヤ改正を、東海道新幹線の「第2の開業」ととらえ、写真や宣伝物を通して当時を振り返る内容。新幹線品川駅開業の意義・成果や開業までの取組みを伝えるという。10月21日まで。

特別公開される0系食堂車は、1975年の新幹線博多開業に合わせて製造された0系36形式新幹線電車。通常展示では内部への立入りはできないが、今回の企画では7月8日まで内部が公開される。車両内に実際に入り、当時のメニュー表などを見て雰囲気を楽しめる。

新幹線300系(J21)運転台の特別公開は、6月1日から7月7日までの土日限定で実施。300系323形式新幹線のホームにて受付を行い、先着順に各日85組(1組は最大4名まで)限定で見学できる。用意してある子供用制服を着用し、記念撮影をすることも可能。スタッフが撮影した写真を特製台紙に入れて渡すフォトサービスも有料(1,000円)で行うとのこと。