アイ・ユー・ケイ(以下、IUK)は5月27日、同グループのクラウド・スコープ・テクノロジーズが開発した仮想化環境のシステム運用監視ソリューション「MoonWalker」を、より迅速かつ容易に導入できるよう、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)の協力のもと、仮想アプライアンス化した「MoonWalker for PureSystems」の提供を開始すると発表した。

「MoonWalker for PureSystems」ソリューション概要図

同アプライアンスは、仮想化環境で稼働する多様なシステムを運用する管理者の負荷を抑えながら、システムの不具合による業務への影響を最小化。レッドハットのオペレーティング・システムであるRed Hat Enterprise Linuxとともにパッケージ化し、あらかじめ設定や構成を最適に済ませた仮想アプライアンス。そのため、最短1時間で、VMware、KVM、Hyper-Vといった仮想化環境の運用監視を開始できる。

また、IBMの統合型システム「IBM PureFlex System」の管理ソフトウェア「IBM Flex System Manager」と連携させて、PureFlex Systemや他社製サーバーを含む異機種システムをまとめて一元的に監視することも可能。

製品のライセンス価格は500万円(税別)から。

IUKは今後、統合ログ管理を実現するアプリケーションなど、他のアプリケーションも順次仮想アプライアンス化し、魅力的なソリューションがより多くの顧客に活用されるよう、推進していく。

IBMは、新設したIBM仮想アプライアンス・センターでの支援活動を通して、パートナーや顧客が、それぞれのビジネスを推進できるよう、支援していく。