JR北海道は24日、函館本線流山温泉駅の駅前広場に設置していた新幹線200系3両を撤去すると発表した。

流山温泉駅に設置されていた新幹線200系車両

流山温泉駅は2002年に開業。その際、北海道新幹線開業への架け橋となるようにとの思いを込め、200系車両が設置された。「新幹線が走っていない北海道にある新幹線車両」として、鉄道ファンや地域住民から親しまれていた。

しかし、北海道新幹線の札幌延伸が決定し、当初の目的であった北海道新幹線誘致の役割を終えたことと、設置後10年以上が経過して車両の老朽化が激しいことなどを理由に撤去されることに。5月下旬より仮設工事を行い、6月には車両解体と撤去工事に着手。6月末までには全車両の撤去を完了させる予定だ。