Talendは23日、HadoopやNoSQLをネイティブでサポートするビッグデータ向け新ソリューションTalend v5.3をリリースしたと発表した。

発表会では、Talend グローバルセールスVP フランソワ・メロ氏とTalend 代表取締役 有延敬三氏が登壇した。

左からTalend グローバルセールスVP フランソワ・メロ氏とTalend 代表取締役 有延敬三氏

有延氏は今回、同社日本法人の代表に就任。その上で「日本市場での知名度が低い」、「単独で戦う市場ではないため、パートナーと協力して市場を構築する必要がある」と日本市場の課題について言及。その上で、「顧客やパートナーと一緒に付加価値をつけていきたい」と強調した。

Talendの最新バージョンであるv5.3では、Hadoopのコードをネイティブに生成し、Hadoop環境内でデータ変換処理を実行することで、高効率なスケーラビリティを発揮。

データ統合・連携処理の開発者は、MapReduceアーキテクチャを高度に分散化されたデータ処理に向けて利用することで、特別なプログラミングスキルを必要とすることなく、Hadoop上に該当ジョブを構築できる。

Talendの直観的でユーザフレンドリーな開発環境によって、劇的にラーニングカーブを短縮できるだけでなく、統合・連携処理が100%Hadoopに準拠し、かつビッグデータのリソースをフルに活用しているという保証を、開発者およびIT管理者に与えることができる。

サブスクリプションの値段は、ライセンスの売り切りの仕組みとは違うため、想定として100万前後から数千万程度で年間保守うサポートも付属される、と担当者はコメントしている。