新日鉄住金ソリューションズ、シトリックス・システムズ・ジャパン、ネットアップは、3社の協業に基づき、全日本空輸(以下、ANA)が、デスクトップ仮想サービス「M3DaaS(エムキューブダース)@absonne(アブソンヌ)」を大規模導入することを決定したと発表した。

本サービスは、新日鉄住金ソリューションズが提供するクラウド・コンピューティングITインフラサービス「absonne」上にシトリックス・システムズ・ジャパン(以下、シトリックス)のデスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop」を利用したクラウド型のデスクトップ仮想化サービス。

エンタープライズ向けデスクトップ仮想化基盤として重要なIT機器であるストレージは、ネットアップのNetApp FASシステムを採用している。

ANAは、2011年より、近年のデバイスの多様化、多種多様なコミュニケーションツールの登場及びクラウドサービスの拡充などIT環境の大きな変化に対応し、働き方改革による生産性向上とワークライフバランスの実現に必要なIT環境を検討しており、今般、場所や時間やデバイスに縛られない自由度の高いワークスタイルを実現し、社員の生産性向上、職場のイノベーションを推進・実現するIT環境として、仮想デスクトップシステムを採用することを決定した。

同社では、選定において、運用管理効率化、セキュリティ強化、コスト削減などもトータルで実現できる製品の採用を決定し、利用を開始した。

ANAは今後、海外で業務を行っている社員も含めたグループ約11,000人を対象に順次サービスの利用を開始、仮想デスクトップの活用による安全なBYOD(私物デバイスの業務利用)の活用も進めていく。