46歳という若さでこの世を去ったロマンソニー (C)BANG Media International

フランスのエレクトロ・デュオ、ダフト・パンクが2000年にリリースした大ヒット曲「ワン・モア・タイム」で、ボーカルを務めたロマンソニーが亡くなっていたことが明らかになった。

ロマンソニーは5月7日に46歳の若さでこの世を去っており、今回その訃報がようやく知れわたったことについて、DJのロジャー・サンチェスは「何が起こってるんだ? ロマンソニーが亡くなったって聞いたところなんだ。ダフト・パンクの『ワン・モア・タイム』のボーカルさ。悲しいよ。今年は伝説的な歌手が次々と逝ってしまっているね」と冥福を祈り、フランスのエレクトロ・ユニット、カシアスも「ロマンソニー……とっても悲しいよ」とツイート残している。

さらに、ドイツ出身のDJ、プロデューサーであるボーイズ・ノイズも「ものすごく悲しいよ。ロマンソニーと俺は一緒に素晴らしい曲を手がけたこともあるんだ。自分が書いた曲の中で最も良い曲だって言ってくれたよ」とコメントを寄せている 。

ロマンソニーの死因は公表されていないものの、姉のメロニー・ムーアさんはフェイスブックに「私の弟、ロマンソニーことアンソニー・ムーアが2013年5月7日にテキサス州オースティンの自宅で息を引き取りました。お悔やみの電話やお祈りを捧げてくださったことに感謝します。弟は音楽の天才でした。私たち家族も悲しみに打ちひしがれています。今後、葬儀を行う予定です」と投稿している。

ロマンソニーは、1997年から2000年にかけてアルバムを4枚リリースしているが、ダフト・パンクが2001年にリリースしたアルバム『ディスカバリー』に収録されている「ワン・モア・タイム」や「自由をこの手に」で作曲やボーカルとして参加したことでも知られている。2001年当時、ダフト・パンクのギ=マニュエル・ドゥ・オメン=クリストは、ロマンソニーについて「俺たちは1996年のウィンター・ミュージック・カンファレンスでロマンソニーに会って友達になったんだ。ロマンソニーと(もう1人のコラボ相手)トッド・エドワーズがアメリカでは全く有名じゃないなんておかしなことさ。彼らの音楽は俺たちに多大な影響を与えたんだ。彼らのサウンドが、今日の俺たちのサウンドの一部になってるとも言えるくらいだよ。俺たちにとっては特別な仲間だからこそ、他の有名なスターとコラボするよりも彼らと仕事することの方が大事だったんだ」と話していた。

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