Googleはこのほど、同社のWeb広告サービス「Google AdWords」において、ディスプレイ ネットワークのユーザー分析やターゲット設定に役立つ新たなツールとして「Googleディスプレイキャンペーンプランナー」と、新しいレポートとして「ユーザー層別掲載結果レポート」「プレースメント別掲載結果レポート」のリリースを発表した。同ツールは、今後数週間以内に「ツールと分析」タブから利用可能になるとしている。

「Googleディスプレイキャンペーンプランナー」は、ディスプレイネットワークにおけるターゲット設定の候補や見積もりを確認できる無料ツール。入力内容に基づいて広告枠の候補が提示され、それぞれの推定表示回数のほか、年齢層、性別、過去のクリック単価といった関連データが表示される。

同ツールでは数千のWebサイトからアプリ、動画チャンネルまで、オンライン上のあらゆる広告枠の中から候補を提示するほか、ユーザーの興味・関心や、アクセスするWebサイト、購入する商品などを指定して効果的なキーワードやターゲット設定の候補を見ることもできるという。

「ユーザー層別掲載結果レポート」は、ユーザー層やWebサイトごとに、広告の掲載結果をチェックできるツール。広告の表示回数やクリック率、コンバージョン率などのデータを、ユーザー層、性別、年齢層ごとに確認でき、ユーザーに合わせた広告の作成やターゲット設定・入札単価設定の調整に活用できる。

また、「プレースメント別掲載結果レポート」は、自動プレースメントと手動プレースメントのデータがまとめて表示され、Webサイトごとの掲載結果を簡単に確認可能となっている。