AKB48の倉持明日香と父で元プロ野球選手の倉持明氏が18日、神宮球場で行われたヤクルト対ロッテ戦で始球式を行った。

左からロッテマリーンズのマスコットキャラクター・マーくん、倉持明氏、倉持明日香、ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター・つば九郎

明日香が始球式を行うのは4度目で、今回はソロデビューシングル「いつもそばに」がCMソングに採用された第80回日本ダービーのPRが目的。明日香は第80回日本ダービーの「80」を背番号に、父はその開催日である「5.26」を背番号に、親子共に胸に「KURAMOCHI」と書かれたユニフォームで登場した。

父は1972年からヤクルトスワローズ、ロッテマリーンズなどで"炎のストッパー"の愛称で親しまれた元プロ野球選手。明日香は「ノーバンでも投げられるように頑張ります」と意気込みながらマウンドに上がり、父は「どんな球でも受けます」と気合十分でキャッチャーを務めた。バッターボックスにはヤクルトのマスコットキャラクター・つば九郎が立ち、親子始球式がはじまった。明日香は右腕を挙げ「いくよー」とキャッチャーの父に合図を送り、きれいなフォームから渾身の一球を投げ込んだ。ボールは一塁側に大きくそれたが、2バウンドしたところで父のキャッチャーミットに収まると、会場からは歓声と共に拍手が起こった。

ボールがそれてしまった理由について、明日香は「バッターのつば九郎にぶつけてはいけないと思って」

始球式を終えた明日香は、「ボールが外れちゃって、しっくりきてないです」と納得がいかない様子だったが、「親子でできるのは珍しいことなので、いい思い出になりました」と貴重な機会を喜んでいた。それに対して父は、「しょーもないボールでした!」と厳しい一言。「次は1週間しっかりと練習させます」とリベンジを誓い、「フォームはできてるので、球数放れればしっかり投げれますよ。少しは遺伝があると思うので」と激励のコメントを送っていた。

すると明日香は、「野球チームは12球団あるので、またリベンジしたいです」と意欲を燃やし、「12球団で始球式するアイドルなんていないと思うのでそこを狙っていきたいです(笑)」と宣言。この日の投球を「35点くらいです」と自己採点し、6月8日に神奈川・日産スタジアムで開催されるAKB48選抜総選挙に向けて「気持ちはホームランで、行けるところまでいきたいです」と意気込んでいた。