恋人や友人が遊びにくると、「部屋が汚いって思われたらどうしよう……」と気になりますよね。みなさんのご自宅は、いつも掃除が行き届いていますか?

今回は、恋人や友人宅へ遊びに行ったとき、「汚い!」と思ってしまった体験談を集め、それについて自称ずぼら・自称きれい好きのみなさんにお話をうかがってみました。

●自称ずぼら
Mさん(30歳・女性)/掃除機をかけるのは、多くて月に1度。
Tさん(36歳・男性)/掃除機は、まれに気が向いたときのみ。

●自称きれい好き
Sさん(27歳・女性)/毎朝掃除機をかけるのは基本。
Aさん(33歳・男性)/休日は、ほとんど掃除に費やしている。

エピソード1:排水口の髪の毛

「彼女の引っ越しを手伝いに行ったとき、浴室の排水口があまり流れないためフタを開けたら、大量の髪の毛が詰まっていました……」

――水が流れないほど髪の毛がたまっていたということですが、これについてみなさんはどう思われますか?

Sさん:浴室を掃除するときには、まず排水口にたまった髪の毛を捨てるのが基本でしょう。そして、排水口もしっかり掃除します。そもそも、流れが悪いのに、気にせずお風呂を使用していたというのが、ありえないですね。

――ずぼら派の方はどうですか?

Mさん:流れが悪くても流れないわけじゃないので、私は限界まで放置していますよ。昔、彼氏が泊まりに来て、たまった髪の毛を見て帰ってしまったことがあります。二度と泊まりに来なくなって、最終的にはフラれました。フラれたのは残念に思いましたけど、ちょっと「小さい男だな」って思いましたね。別に排水口の髪の毛ぐらい……って。

お風呂掃除のたびに排水口も掃除するのが理想ではありますが、面倒な気持ちもわかります。ただ、恋人が泊まりに来るときは、きちんと掃除しておいた方が良いかもしれませんね。

エピソード2:姑のような掃除チェック!?

「彼氏の家に初めて遊びに行ったとき、部屋のコーナー部分にホコリがたまっていました。掃除機を適当にかけただけって感じがして、『ちょっと清潔さに欠けるな』と思ってしまいました」

――彼女が来るので、張り切って掃除機をかけたのでしょう。しかし、まさかコーナー部分まで注視されるとは……。みなさん、そんな細かいところまで見ているものなのでしょうか?

Tさん:部屋のコーナーにホコリが……なんて言われてしまったら、もうその彼女は部屋に呼びたくないですね。

昔、友人を家に招待したら、私がトイレに行っている間に、ティッシュで部屋のあちこちを掃除されてしまったことがあります。友人が来る前に、きちんと掃除機はかけたんですよ。「そんなに神経質なら、他人の家に遊びに来るな!」と言いたくなりました。

――きれい好きのみなさんは、やはり隅々までチェックしますか?

Aさん:部屋の四隅とか、テレビの裏側とか、気になりますね。自分がそういったところまでしっかり掃除したいタイプなので、友人宅などでもつい目がいってしまいます。ただ、自分が少し神経質なことは自覚していますので、絶対口には出しませんし、友人宅にいる間は気にしないように努力していますよ。

さすがにコーナー部分のホコリまで指摘してしまうと、「神経質」と思われてしまうようですね。きれい好きな人は気になってしまうかもしれませんが、Aさんのように、口に出さないよう配慮した方が良さそうです。

エピソード3:正体がわかっても汚いってば!

「友人宅に遊びに行ったとき、ソファに座ったら、肘掛けの部分に茶色の汚れが。『これどうしたの?』と聞くと、『チョコレートだから大丈夫!』と言われました。友人によると、『食べ物だってわかっているんだから、別に汚くないでしょ』だそうです」

――たしかに得体の知れない汚れではありませんが……。食べ物の汚れならOKなのでしょうか?

Sさん:むしろ、食べ物の汚れこそ嫌です! ソファの汚れを取るのが難しいのはわかりますが、それならカバーで隠すとか、何か方法があるでしょう。そもそも、ソファに食べ物が付着するような行動をとること自体、信じられません。

――食べ物の汚れは不潔感を与えますよね。ずぼら派のみなさんはどうでしょう?

Mさん:私はどちらかと言えば掃除が苦手ですし、ずぼらな性格だと思います。でも、食べ物の汚れだけは、放置しないように気をつけています。お菓子のくずが落ちているとか、食べ残しが放置してあるとか、そういうのは女性としてダメだと思っているので。女友達の家に遊びに行ったとき、ポテトチップスを食べた手で、ソファに触ったのを見て、ずぼらな私でさえ、「ちょっとそれはダメでしょう」って思いました。

食べ物の汚れは、許せないという人が多いようです。自称ずぼらのMさんでもそう思うようですから、日ごろから気をつけておいた方が良さそうです。

せっかく彼女や友人を自宅に招待するのですから、気持ちよく過ごしてほしいもの。そのために、最低限の掃除はしておきたいですね。

そして、訪問する側はあまり神経質になり過ぎないこと。このお互いの思いやりがなければ、楽しいお家訪問は難しそうです。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)