米Googleは5月15日(現地時間)、統合チャットサービス「Google Hangouts(ハングアウト)」を発表した。従来のGoogle TalkやGoogle+のチャット機能などを統合したサービスで、GmailやGoogle+ページからチャットウィンドウを呼び出すことが可能なほか、すでにChrome用の拡張機能やiOS向け/Android向けアプリの提供を開始している。

Google Hangoutsの日本語Webサイト

ハングアウトは、ビデオ通話やテキストでのコミュニケーションや写真の共有などが可能なサービス。1対1はもちろんのこと、最大10人までのユーザーでコミュニケーションができる。2013年4月の段階では「Babel」という名称になるのではという話も伝えられていた。Google Talkをそのまま置き換える形で、Google Talkアプリのユーザーはそのままアップグレードが行える。

スマートフォン向けアプリ以外に、PCからはWebブラウザのGmailやGoogle+ページからチャットウィンドウが立ち上げられるほか、Chrome用の拡張機能からも呼び出せる。会話の途中で別の端末に切り替えても、会話を続けることが可能なことに加えて、会話の履歴をさかのぼって参照することもできる。

Chrome用の拡張機能

1つの端末でメッセージなどの通知を受けた際には、ほかの端末から通知が削除され同じ通知を参照する必要はない。また、通知はスヌーズにして、後でチェックすることもできるという。このほか、ハングアウトの内容をそのまま公開・配信することも可能。