今年メンバー結成40周年を迎える3人組バンド・THE ALFEEの高見沢俊彦が、6月22日より全国公開されるアニメーション映画『ガラスの仮面ですが THE MOVIE 女スパイの恋! 紫のバラは危険な香り!?』で声優に初挑戦することが明らかになった。

人生初の声優でアフレコ収録に挑んだTHE ALFEEの高見沢俊彦

15日に都内のスタジオで初のアフレコ収録に挑んだ高見沢は、その後に記者会見にも出席。派手なスタイルで登場して開口一番「皆さんが望む高見沢俊彦像ってこんな感じでしょ?」と報道陣を笑わせた。もともと『ガラスの仮面』のファンで原作も読んでいたという高見沢は、「紫のバラの人役かな、と思って打ち合わせに行ったら『ガラスの仮面"ですが"』で、しかも悪役!」と苦笑するも、「この歳になって初めての経験をするとは思わなかった」と感慨深げの様子。

高見沢が演じるのは、映画のオリジナルキャラクターで「完熊ジャパン」の2代目社長でありながらも裏では最新兵器を扱うという悪の組織のボス、ティエリ・アル・テンセン役。人生初のアフレコ収録を「無我夢中で、監督やスタッフさんにいいと言われるまでやりましたね」と振り返りながら「自分ではないキャラクターになりきるのはいい経験で、なんだか病みつきになります。また声優をやる機会があったら悪を極めたい」と満足した表情を見せていた。

さらに、高見沢が本作の主題歌を手がけたことも明らかになり、「『ガラスの仮面』のイメージを最大限に活かして、デフォルメしています。静かに始まって壮大に終わる感じですが、後半のギターソロはもういいやと思って、すごく長くなってます」と長編のギターソロがあることも判明している。

映画『ガラスの仮面ですが THE MOVIE 女スパイの恋! 紫のバラは危険な香り!?』は、今年で連載36年、コミックス発行が累計5,000万部以上を記録している美内すずえの大ヒット漫画『ガラスの仮面』が、ギャグアニメ化を果たした『ガラスの仮面ですが』に続く、アニメーション映画。実際の物語はTVアニメ版『ガラスの仮面ですが』とも異なるようで、マヤ、亜弓、月影は、国際的なスパイトリオ「紅の天女」の一員という設定で、悪の秘密結社と戦う姿が描かれる。

なお、現在公式サイトでは劇場版トレーラー映像も公開中。

(C)美内すずえ/白泉社2013 (C)2013「ガラスの仮面ですが」製作委員会