女優の前田敦子と俳優の成宮寛貴が、4月9日からTBS系で放送中のスピンオフドラマ『クロユリ団地~序章~』(毎週火曜26:28~ほか)に出演することが14日、明らかになった。

スピンオフドラマ『クロユリ団地~序章~』の第7話に出演する成宮寛貴(左)と第12話に出演する前田敦子

同作は、前田と成宮がダブル主演を務める映画『クロユリ団地』のスピンオフ作品。映画でメガホンを取った中田秀夫監督が第1話、第2話、第11話、第12話でも監督を務めるほか、総合監修としても参加している。ドラマの舞台は、映画設定以前の「黒百合団地」。黒百合団地で転落死した井村奈緒美(松岡恵望子)の兄・陽介(駿河太郎)は、警察が自殺と判断したことに疑問を持ち、奈緒美の死の真相を探りはじめる。しかし、その陽介にも闇が押し寄せ、団地では次々と恐怖が連鎖していく。

前田は最終話となる12話、成宮は第7話で登場。黒百合団地で新生活をはじめた前田演じる二宮明日香は、公園で一人遊んでいる少年を見かける。少年にほほ笑み、近づこうとする明日香だったが、それが恐怖のはじまりとなる。一方、団地に越してきた女性・渡部小夜里(須藤温子)は敷地内の地面にどす黒い染みを見つける。小夜里は、近くにいた成宮演じる特殊清掃員・笹原忍に、「この団地は不審な事故が多いから関わらないほうがいい」と言われ戸惑いを見せる。

このスピンオフドラマのその後に待ち受ける恐怖が、5月18日に公開となる映画で明らかとなる。近隣の人々の間で「出る」とうわさされていた黒百合団地に何も知らずに越してきた明日香は数日後、隣室に住む一人暮らしの老人が孤独死しているのを発見する。介護士を目指す明日香は、老人を助けられなかった罪悪感と度重なる恐怖で精神的に追い詰められていたが、遺留品を整理するために訪れた笹原の助けを借りて老人が伝えたがっていたことを探ろうとする。