フィリップスエレクトロニクスジャパンは5月14日、直管LEDランプ「MASTER LEDtube」(マスターLEDチューブ)の本格販売を開始した。40形の直管形蛍光灯と互換性のある2100lm(ルーメン)タイプと、20形の直管形蛍光灯と互換性のある1050lmタイプがラインナップされる。価格はオープンで、推定市場価格は2100lmタイプが7,000~10,000円で、1050lmタイプは5,000円前後。

本格販売を開始する直管LED「MASTER LEDtube」。写真は2100lmタイプ

2100lmタイプの消費電力は22Wで、1050lmタイプの消費電力は11W。いずれも定格寿命は5万時間を確保している。

2100lmタイプ、1050lmタイプのいずれも、口金は直管形蛍光灯と互換性のあるG13タイプを採用。ランプ内に電源を内蔵しており、グロースターター方式の器具の場合、ランプに同梱されているダミースターターを装着することで、器具の工事なしに使用することが可能だ。電源は片側の口金からのみ給電されるため、交換時にもう片方の口金に触れても感電の心配はない。

電源は、片側の口金からのみ供給される

演色評価数Raは、2100lmタイプが85で、1050lmタイプが83と、直管LEDとしては最高レベル。また、光拡散カバーにより、グレア感の少ない均一な光を実現している。2,100lmタイプ・1,050lmタイプとも、色温度4000K・5000K・6500Kの3タイプが用意されている。

MASTER LEDtubeは、BtoB市場を主な対象とした製品で、一般の家電量販店などには流通しない。ただし、一部の小売店では、一般ユーザー向けの販売も行われる。