お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が監督を務める映画『R100』(10月5日公開)の製作報告会見が13日、都内で行われ、松本のほか、俳優の大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、冨永愛ら主要キャストが出席した。

監督最新作となる映画『R100』の製作報告会見に出席した松本人志

同作は松本にとって、『大日本人』(2007年)、『しんぼる』(2009年)、『さや侍』(2011年)に続いて4作目となる監督作で、1月10日にクランクインし、4月8日にクランクアップを迎えた。絶対に開けてはいけない扉を開いて"謎のクラブ"へ入会してしまった主人公を大森が演じる。同クラブの契約期間は1年。ただし、絶対に辞めることはできない。彼の前には大地、寺島、冨永のほか、佐藤江梨子、片桐はいり、渡辺直美らが演じる謎の美女たちが次々に現れる。

会見の冒頭、松本は「まだいろいろしゃべるなと言われていまして」と前置きしながら、「謎が割と多くてですね、後で僕、大人の人たちに怒られるのであんまりしゃべれないんですけど、できるだけ頑張ってしゃべります」とコメント。タイトルが決まってから制作がスタートしたことを明かし、「規制にとらわれないというか、R-15とかR-18をすっ飛ばしたような世界の映画を作りたいなと思った」と同作に込めた思いを語った。タイトルのひらめきは、『さや侍』の取材時までさかのぼる。「『いっそのことR-80とかR-100ぐらいの映画作っちゃおうか』とその時に思いついた」と当時を振り返り、内容については「みんな、頭すっ飛ばして観てください。もうむちゃくちゃな映画ですね」と具体的なことには触れなかった。

前列左から冨永愛、寺島しのぶ、大森南朋、松本人志、大地真央、片桐はいり、後列左から渡部篤郎、渡辺直美、前田吟、松尾スズキ

この日の会見には、主演クラスの役者がずらりと並んだ。松本は「こういういっぱい役者さんに出ていただいて、自分が演出に回ってというのは4作目にして初体験」と語り、「本当の監督という意味では今回がそうなのかもしれないですね」と発見があった様子。また、主演を務めた大森が「撮影はなかなかきついところもあったんですが」と振り返ると、松本は笑いながら「撮影では半分くらい裸に近かった部分があるんですけど…ありがとうございます」と撮影エピソードを話してしまい、大森から「あんまり言っちゃいけないですよ(笑)」と発言を止められる場面もあった。

その後、"謎の美女"を演じた女優陣の衣装の"露出度"に話題が集中。冨永の「60~70%くらいかな」に対し、寺島は「冨永さんが70としたら…私は60%くらい?」と語り、大地は「私の人生でいちばん…ちょっとビックリ(笑)」と思い出すのも恥ずかしそう。一方、片桐は「私はむしろ着ていく方向で(笑)」と衣装のテイストが違うことを明かし、渡辺は「もう出ちゃってる感じ。脇が全部出ている状態でやらせていただきました」とほかの"謎の美女"に負けじと露出度の高さをアピールしていた。