フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、4月度の新車登録実績が、4月単月の実績としては、2006年4月以来7年ぶりに3,000台を突破したと発表した。これにより、本年度における前年同月比でのプラス成長は4カ月連続となる。

「up!」

「ビートル カブリオレ」

同社の4月度の登録実績は3,623台となり、これは前年同月比で74.8%もの増加となっている。好調の要因として、発売から7カ月を経過しても高い水準の販売が続いている「up!」の貢献が挙げられる。同モデルは累計登録台数が9,000台を突破し、4月度においてもフォルクスワーゲン全体の登録実績の約3割を占めた。いまや、「ポロ」「ゴルフ」と並ぶ同社の主力モデルの地位を確立している。

カブリオレモデルの導入でラインアップが充実した「ザ・ビートル」も、登録実績の底上げに貢献している。所ジョージさんを起用した積極的な広告活動や全国キャラバンなどの効果もあり、4月の登録実績は、量販モデルである「up!」「ポロ」に次ぐ台数となった。趣味性の高いモデルとしては異例の人気といえる。

同社では5月以降も好調な販売を維持するため、2ドアスポーティークーペ「シロッコ R ライン ディナミッシュ」を発売。「パサート TSI ハイライン」「パサート ヴァリアント TSI ハイライン」に純正ナビゲーションシステムを標準装備とするなど、ラインアップ拡充や既存モデルの仕様向上を行っている。