オリンパスイメージングは5月10日、マイクロフォーサーズ準拠のミラーレス一眼カメラとして「PEN」シリーズの最上位機種となる「OLYMPUS PEN E-P5」を発表した。カラーはシルバー、ブラック、ホワイトの3色が用意される。発売は6月下旬。

「PEN」シリーズのフラッグシップモデルとなるミラーレス一眼カメラ。パッケージはボディキャップレンズ「BCL-1580」がセットになったものと、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」がセットになったレンズキット、「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」がセットになったレンズキットの3つが用意される。BCL-1580とのセットモデル以外には電子ビューファインダー「VF-4」が付属する。

価格はいずれもオープンで、推定市場価格はBCL-1580セットモデルが100,000円前後、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8が付属するレンズキットが140,000円前後、M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rが付属するレンズキットが120,000円前後となっている。

カラーはシルバー、ブラック、ホワイトの3色をラインナップ

関連記事
【レポート】CP+2013 - 「E-P3」後継機や統合ブランド「STYLUS」を強力にアピール - オリンパス(2013年2月1日)
オリンパス、5月より開催の新製品体験イベントに「PEN」新モデルを出展(2013年4月26日)

「PEN」シリーズのデザインを継承し高機能化。ミラーレス一眼では初となる1/8,000秒の高速シャッターが可能。ISO100相当の低感度域も追加している。Wi-Fi機能も内蔵し、ワイヤレスでの画像の転送やリモコン撮影に対応。スマートフォンとの連携に力を発揮する。

2×2(ツー・バイ・ツー)ダイヤルコントロール機能では、絞り/シャッタースピード、露出補正、ISO感度、ホワイトバランスの4つの機能を、Fnレバーを切り替えることでダイヤルの各機能を切り替えられる。

写真加工機能も進化している。12種類のアートフィルターが使用できるほか、7種類のアートエフェクトやフレーム効果で398種類もの多彩なバリエーションを利用可能。RAW編集でのアートフィルターブラケット現像にも対応した。

1つのシーンを複数の視点で切り取る「フォトストーリーモード」で撮影した写真にスタンプを押せる「フォトストーリーモード+」と、手書き文字やオリジナルサインが追加できる「サイン機能」を追加。写真の共有に新たな楽しみを提供する。

手ブレ補正機能は5軸手ブレ補正をボディに内蔵。カメラの動きを自動で検知し、あらゆる方向の流し撮りに対して補正方向を最適に制御する「IS-AUTO」モードを搭載する。またライブビューで補正効果の確認も可能。「マルチモーションIS」では動画撮影時に効果的に手ブレを解消してくれる。

そのほかの主な機能は、位相差AFのAFポイントよりも小さい範囲が選択可能な「スーパースポットAF」、AFポイントを指定できる35点フルエリアでも、ターゲットサイズを小さくすることでより精密にフォーカシングする「スモールAFターゲット」、フォーカスピーキング、撮影枚数1~99枚で時間間隔1~24秒のインターバル撮影機能、インターバル撮影した写真を元に映画のような動画をカメラ内で自動生成するタイムラプス機能など。

主な仕様は、撮像素子が有効1,605万画素の4/3型(17.3×13mm)Live MOSセンサー。画像処理エンジンが「TruePic VI」、対応感度がLOW(ISO100相当)、ISO200~ISO25600(マニュアル)、シャッター速度が1/8,000~60秒、連続撮影速度が最速約9コマ/秒(「連写H」時)、背面のモニターが約104万ドット・3型の可動式液晶(タッチパネル方式)。可動範囲は上約80度/下約50度まで。ストロボはGN10、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I/Eye-Fiカード対応)。

動画の記録形式はMOV(H.264)およびAVI(Motion JPG)、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)/30p。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約400枚。

サイズはW122.3×D37.2×H68.9mm、重量は約420g(電池、メモリーカードを含む)。