今年2月にはルーカスフィルムの共同社長を務めるキャスリーン・ケネディ(右)も『ジュラシック・パーク4』からの降板を発表している (C)BANG Media International

制作が進められていた映画『ジュラシック・パーク4』の公開が、無期限の延期となったことが発表された。

シリーズ4作目となる本作は、監督にコリン・トレボロウ、プロデューサーにスティーブン・スピルバーグが就き、来年6月の公開を予定していたものの、今回ユニバーサル・ピクチャーズは製作陣に"実現しうる最高の映画"を作るための時間的猶予を与えるため、製作を延期したことを発表している。

スタジオ側は「スタジオとフィルムメーカーに皆さまから愛されている弊社のシリーズ第4作目を実現しうる最高の映画にして皆さまにお届けする十分な時間を与えるため、『ジュラシック・パーク4』の公開を延期することを決定しました。弊社としても監督のコリン・トレボロウがこの映画のために創り上げたビジョンにこれ以上ない興奮を覚えているため、コリンとプロデューサー陣がシリーズ史上最高のさらなるチャプターを作り出す姿を目にすることを我々としても楽しみにしています」と声明を発表している。

バラエティの報道によれば、延期の決定は、リック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーが手がけた脚本に基づいて監督のコリンと共同脚本を務めるデレク・コノリーの2人が作品の構想をさらに練り上げる猶予を与えるためなど、いくつかの理由が取り沙汰されている。また、ブライス・ダラス・ハワードやデイヴィッド・オイェロウォなどが出演候補に挙がっている中、キャスティングに予想以上の時間がかかっていることも原因だという。

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