ソフトバンクモバイルは5月7日、2013年夏モデルとしてスマートフォンの新製品「ARROWS A SoftBank 202F」(富士通モバイルコミュニケーションズ製)を発表した。6月下旬以降に発売する。

同製品は、約5.0インチフルHD(1,920×1,080ドット)のディスプレイを搭載したスマートフォン。CPUは1.7GHz・クアッドコアの「APQ8064T」を採用。内蔵メモリはROMが64GB、RAMが2GBで、最大64GBのmicroSDXCカードを外部メモリとして利用することもできる。OSはAndroid 4.2を採用する。

ARROWS A SoftBank 202F

3,020mAhの大容量バッテリを内蔵したほか、急速充電機能、省電力アプリ「NX!エコ」を搭載。これにより、2日間以上の利用が可能だという。さらに、使いやすさを追求した「ヒューマンセントリックエンジン」を搭載。手に持っているかどうかを自動で検知する「持ってる間ON」、水平な場所に置くと約5秒でスリープ状態になる「水平時すぐにスリープ」、タッチ位置を自動で補正する「おまかせタッチ」、誤操作を防止する「うっかりタッチサポート」などが利用可能。このほか、画面から発せられるブルーライト(青色光)を約30%カットする「ブルーライトカットモード」も搭載する。

機能面では、ワンセグに加えて、フルセグの視聴に対応した。さらに、オートフォーカス、手ぶれ補正機能を備えた約1,310万画素のCMOSカメラを搭載。約125万画素のサブカメラも備える。カメラ機能としては、逆光や暗いところでも美しい写真を撮影できる「パーフェクトチューニング」、シャッターを押した瞬間とのタイムラグを感じずに撮影できる「ゼロシャッター撮影」などを搭載する。

カラーバリエーションは4色

このほか、おサイフケータイ、NFC、GPS、Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth(Ver.4.0)、赤外線通信(IrDA)、テザリング、緊急速報メール、S!メール(MMS)などが利用可能。通信面では、下り最大76Mbpsの「SoftBank 4G」、ULTRA SPEED、プラチナバンド、国際ローミングサービス「世界対応ケータイ」をサポートする。

なお、横画面専用の動画視聴機能「シアターモード」も搭載。同梱の音響ダクト付き横置き卓上ホルダーと一緒に利用することで、充電を気にせず高音質で動画を楽しむことが可能。

寸法・重量は約69×139×9.8mm・約158gで、IPX5/IPX8相当の防水、IP5X相当の防じん性能も備える。カラーバリエーションはグレースブルー、ピンク、ブラック、ホワイトの4色。