パワースポットとは、その土地が持つエネルギーが強く、心の浄化や、癒やし、活力が得られる不思議な力が満ちている場所。お寺や神社を中心に、日本各地にパワースポットと呼ばれる場所が存在していますが、海外にもそのようなところはあるのでしょうか? 日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

■サンティアゴ大聖堂です(スペイン/ 30代前半/男性)

カトリック教会の聖地とされるこの教会では、7月25日聖ヤコブの日に毎年祭事が行われます。その日が日曜日に当たるとその年は「聖年」とされ、さらなるパワーが宿ると言われています。

■ミステイ(火山)(ペルー/40代後半/男性)

標高5822mの成層火山で、山頂が雪に覆われた光景は富士山に似ています。現地の日系人の間では「ペルー富士」という愛称もあるのだとか。神聖な山で、ペルーの伝説や詩にも多く登場します。

■森林、川辺、海岸、山、草原などの自然です(ロシア/20代後半/女性)

■スウェーデンは自然が豊かなので、森、湖、どこもパワースポットのような感じです。特に私の地元(スウェーデン/40代前半/女性)

すべてのものに霊が宿るというアニミズム的な回答ですね。たしかに自然はそもそもパワースポットのようなもの。美しい自然の風景を見るだけで、心がなごみますよね。地元がパワースポットなんてうらやましい!

■グランドキャニオン、セドナ、ナイアガラ滝など(アメリカ/30代後半/男性)

セドナはアリゾナ州にある知る人ぞ知るスピリチュアルタウン。かつてはネイティブ・アメリカンの聖地でした。ボルテックスという渦巻きのパワーが集まる場所で、ヒーリングや占い等のサービスも豊富です。

■いろいろあると思いますが、日本人がパワーもらえるのはカッパドキアみたいです(トルコ/30代後半/男性)

アナトリア高原の火山によってできたカッパドキアの別名は「奇岩の街」。想像を超える自然の驚異が作り出したこの不思議な大地、何か特別なものを感じる人もいるのでしょうね。

■ジェンネの泥でつくられたモスク(マリ/30代前半/男性)

マリ共和国のジェンネと言う街に、泥でできた世界最大のモスクがあります。雨季前の補修作業は大人から子供まで総動員で行われ、数時間で終わるそうです。見えない力ではなく、大勢の人間の力が満ちているパワースポットと言えるかもしれません。

■ニースやカンヌのビーチサイドにありそうですね(フランス/20代後半/女性)

フランスのパワースポットと言えば、南西部にあるルルドの泉が有名です。その泉から湧き出す水はどんな病をも直すと言われ、この奇跡の水を求めて世界中から人々が訪れます。

■お寺で座禅をします(タイ/30代前半/女性)

国民の90%以上が仏教を信仰しているタイ王国。王室寺院、私立寺院合わせて3万以上の寺院がタイ全土に存在しています。中には外国人用の泊まり込み瞑想(めいそう)プログラムがある寺院も。ライトなパワースポットで言えば、バンコク市内にある「トリムルティ」という恋愛の神様。木曜の夜9時半に赤いバラ9本とお線香9本をお供えすると更に効果がある、らしいです!

ほかにもオランダ、イタリア、エジプト、台湾の方が、教会・モスク・寺院という回答でした。無宗教の人が多い日本人に比べ、ふだんからこのような施設に足を運んで祈願するといったことが身近な外国人のみなさんですから、当然のことですね。ご利益があるのかどうか? そこは「信じる者は救われる」ということで!