次期CEOに任命されたBrian Krzanich氏 (左)と、次期社長に任命されたRenée James氏 (右)

米Intelは5月2日 (現地時間)、同社の次期CEO (最高経営責任者)にBrian Krzanich氏 (現COO: 最高執行責任者)を任命することが取締役会で承認されたと発表した。5月16日に開催される同社の株主総会において、同氏が同社6代目のCEOに就任する見通しだ。

昨年11月に現社長兼CEOのPaul Otellini氏が退任する意向を発表し、それからIntel取締役会は経営の若返りとモバイルデバイス市場攻略を託せる後任を探していた。Krzanich氏は1982年にIntelに入社。プロセスエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、製造施設の責任者としてIntelの強みである製造技術の進捗を現場から支えてきた。2012年1月にCOOに就任しており、現CEOのOtellini氏、前CEOのCraig Barrett氏と同様にCOOからの内部昇格になる。

Krzanich氏は社長を兼任せず、Intel取締役会は次期社長にRenée James氏 (現ソフトウエア&サービス・グループ担当エグゼクティブバイスプレジデント兼GM)を任命した。5月16日付けで就任する。