高松琴平電気鉄道(ことでん)は5月4~5日、ことでん1300形(元京急1000形)に京急時代のヘッドマークを掲出し、琴平線で特別運行する。車両の譲渡などを通じ、車両技術の交流で長い歴史を持つことでんと京急電鉄によるコラボレーション企画となる。

ことでん1300形(元京急1000形)。京急時代のヘッドマークを掲出して特別運行を行う

ことでんは現在、京急電鉄から譲渡された1070形(元京急旧600形)、1200形(元京急700形)、1080形・1300形(元京急旧1000形)の計44両が活躍している。1300形は4編成8両が長尾線にて活躍中。今回の特別運行では、1978年まで京急電鉄が使用していた「快特」と書かれた種別板と、1998年まで使用していた「マリンパーク号」の2種類のヘッドマークを京急電鉄から借り受けて掲出する。

同時に、京急電鉄で活躍していた時代の車両写真を並べたデザインの「ことでん×京急電鉄 一日フリーきっぷ」3種類が発売となる。ことでん全線で使用できる1日乗車券で、1枚1,200円。1070形・1080形・1200形車両の解説文や形式図が記載された特製台紙に、3種類の「1日フリーきっぷ」をセットした「コンプリートブック」も1,000セット限定で発売され、価格は3,600円。ことでん主要駅と、通販サイト「ことでんショップ」で販売する。