阪神電気鉄道は30日、阪神本線三宮駅の駅名変更を発表した。同駅は2014年4月、「神戸三宮」に変更される予定。同時に全49駅で駅ナンバリングも導入される。

阪神1000系による三宮行快速急行

この駅名変更について、「阪神なんば線の開業を機に、広域地域からのお客さまの誘致にも取り組んできましたが、一部のお客さまからは、神戸の最寄り駅がわかりにくいとの声も聞かれました」と阪神電気鉄道。三宮駅は1日あたりの乗降人員約9万8,000人で、阪神電車において梅田駅に次ぐ規模のターミナル駅。今回の駅名変更で、観光都市神戸の中心地であることを明確にし、すべての利用者にわかりやすく案内できることをめざす。

この駅名変更に合わせ、ユニバーサルデザインの観点も踏まえて駅ナンバリングが導入される。会社を表すアルファベット「HS」と数字の組合せとし、本線と阪神なんば線、武庫川線の各駅のほか、神戸高速線元町~高速長田間の各駅も対象駅に含む。梅田駅は「HS01」、神戸三宮駅(現在の三宮駅)は「HS32」、高速神戸駅は「HS35」、高速長田駅は「HS38」、阪神なんば線桜川駅は「HS42」、武庫川線武庫川団地前は「HS51」に。

なお、他社との共同使用駅である大阪難波駅と西代駅については、関係先と協議中のため、今回の駅ナンバリングの対象外となる。