ワコムは、液晶ペンタブレット「Cintiq 22HD」(2012年7月発売)にタッチ機能を搭載した「Cintiq 22HD touch」を発売する。発売日は5月17日。同社のWeb通販サイト「ワコムストア」での販売価格は24万8,000円。

「Cintiq 22HD touch」

「Cintiq 22HD touch」は、1677万色を表現可能な21.5型のフルHD(1920x1080ドット)IPS液晶パネルにマルチタッチ・ジェスチャーを搭載した製品で、画面の回転や拡大・縮小などをタッチ操作で行うことができる。これまで、同社の液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズでマルチタッチに対応していたのは24.1型液晶のフラグシップモデル「Cintiq 24HD touch」のみだったが、ひとまわり小さい21.5型の「Cintiq 22HD」にもマルチタッチ対応版が登場した。

また、マルチタッチ機能の対応OSはWindows 7/8(SP1以降、64bit版含む)、およびMac OS 10.6.8以降で、同機能を使用可能なソフトはペイントソフト「Corel Painter. 12.2」、Autodeskのソフトウェア「Mudbox」および「Sketchbook Pro」等となっている。

なお、同製品にはエルゴノミクス・デザインに基づき設計された回転スタンドが用いられているため、画面自体を360度(左右それぞれ180度)回転させたり、チルト角度を30度~80度に調節したりできる。付属の標準ペンは1gON荷重、2048レベルの筆圧機能、そして±60レベルの傾き検出を実現。そのほか、ショートカットキーを割り当ててカスタマイズ可能な、16個のファンクションキーを備えている。