Samsung Electronicsは4月29日、7インチのAndroidタブレット「GALAXY Tab 3」を発表した。GALAXY S III以降のGALAXYデバイスに採用されている筐体デザインに刷新され、GALAXY Tab 2よりも薄く軽量になった。モバイルプラットフォームはAndroid 4.1(Jelly Bean)。5月にグローバル規模でWi-Fiモデルを発売、6月にWi-Fi+3Gモデルをリリースする計画で、29日時点で価格は公表していない。
Samsungは今年2月に専用スタイラスペン”Sペン”を利用できる8インチサイズのタブレット「GALAXY Note 8.0」を発表しており、GALAXY Tab 3は低価格タブレット市場をターゲットにしたGALAXYタブレットという位置づけになる。5月15日-17日に米サンフランシスコで開催されるGoogleの開発者カンファレンスGoogle I/O 2013で、同社がNexus 7の新製品を発表するという噂が広まっており、GALAXY Tab 3は次期Nexus 7に対抗するGALAXYタブレットと見られている。
本体サイズは111.1×188.0×9.9ミリ、重さは306グラム (Wi-Fi+3Gモデル)。GALAXY Tab 2 (193.7×122.4×10.5ミリ、344グラム)よりもコンパクトで軽く、「片手で持てるフォームファクタによって、長い時間でも快適に手に持って使用できる」としている。またTab 2にはなかったホーム用のハードウエアボタンを装備する。
7インチディスプレイの解像度は1024×600 (169ppi)。SoCが1.2GHzのデュアルコアプロセッサになり(GALAXY Tab 2は1GHzデュアルコア)、特にマルチメディア性能が向上したという。RAMは1GB。内蔵ストレージは8GB/16GBで、microSDスロット (最大64GB)を備える。内蔵バッテリーの容量は4,000mAhだ。
ワイアレス機能は、Wi-Fi (a/b/g/n)、Bluetooth 3.0。Wi-Fi+3Gモデルの対応ネットワークは、HSPA+21/5.76Mbps 850/900/1900/2100、EDGE/GPRS 850/900/1800/1900。
カメラはメインが3メガピクセル、フロントが1.3メガピクセル。加速度センサ、地磁気センサ、光センサ、A-GPS+GLONASSなどを搭載。Wi-Fi+3Gモデルはさらに近接センサを備える。