今年の桜はわずか9日で開花を始めていた

ウェザーニューズは24日、今年の桜が、例年と比べてどのくらいのスピードで生長したかの分析結果を発表した。

通常22日かかる開花までの生長期間が、今年はわずか9日で開花

3月10日、東京では史上最早で最高気温が25℃以上になり、記録的な暖かさとなった。同社では、この異例の暖かさによって、桜のつぼみがどの程度予想を上回る生長をみせたのか調べるため、3月8日時点の桜の開花予想日と、実際に開花した日との間で何日違いがあったのかを比較した。

その結果、東京のお花見名所の一つである上野公園の開花日については、3月8日時点の開花予想日が3月25日だったのに対し、実際の開花日は3月18日と、予想よりも7日早い開花となったことが分かった。

また、東京全体の開花シーズンインについて見ていくと、3月8日時点の予想日は3月30日だったが、実際には3月17日に開花シーズンに入った。これまでの知見から、3月8日時点のつぼみの状態から開花シーズンインまでは通常22日間必要だが、今年はわずか9日と例年より13日も早く、生長スピードは予想の約2倍、平年の約2.4倍の早さだった。調査の詳細は「ウェザーニューズのニュースセンター」で閲覧できる。