年末商戦の後もタブレット人気が続いている。調査会社の米Strategy Analyticsが4月25日(米国時間)に発表した2013年第1四半期(2013年1月-3月期)の世界タブレット市場調査によると、出荷台数は前年同期から117%増加し4060万台となった。Appleが5割弱のシェアを占めて首位を堅守するも、Androidの追い上げが目覚ましく、首位交代が近いことをうかがわわせる結果となった。

出荷台数は、四半期ベースでは過去最高となる4060万台を記録。前年同期の1870万台から倍以上の増加となった。タブレット市場は、コンシューマー、法人、教育の各分野からの強い需要に支えられているという。

ベンダー別シェアではApple iOSが1950万台を出荷、48.2%を占めてトップの座を維持。「iPad mini」の好調さも後押ししたという。

2位はAndroidで、前年の640万台から1760万台と増加、177%増という成長率となった。シェアは前年同期の34.2%から43.4%と大きく成長し、iOSとの差を5ポイントまで縮めた。なお、ホワイトレーベルのAndroidタブレットを入れると、Androidのシェアは51%となり、AppleのiPadを上回っているという。

3位はWindowsで300万台を出荷した。シェアは7.4%と健闘したが、提供地域や販路が限定的であることや、アプリの数がまだ少ないこと、市場のPCとの混同などが足を引っ張っていると分析されている。