ご当地キャラたちが見守るなかオープンした「JINSパワーモール前橋みなみ店」

メガネブランド「JINS(ジンズ)」を展開しているジェイアイエヌは4月19日、ベイシア前橋みなみパワーモール(群馬県前橋市新堀町868)に、「JINSパワーモール前橋みなみ店」をオープンした。同店では、ドライブスルー形式によるメガネの販売サービス「ドライブスルーJINS」を展開。車に乗ったままメガネを購入できるサービスは、世界初となる。

同店のオープンを記念し、群馬県のご当地キャラクターのぐんまちゃんと仲間たちがお祝いに駆け付けた。

ドライブスルーでメガネを購入できる時代に

陳列棚や天井に木を使用した、ナチュラルな空間が広がる店内

同店は、顧客開拓や新規出店を目的とした、「次世代型ロードサイド店舗」のプロトタイプとしてオープンした。

群馬県は総人口に対する運転免許取得率が全国1位(2012年6月30日現在)で、自動車保有台数も全国上位の「クルマ王国」であることや、質店やクリーニング、薬局の窓口など、飲食店以外のドライブスルーが多いことにも着目し、車から降りずにメガネを購入できる新たな販売形態を採用している。

ドライブスルーの受け付け。定番商品を中心とした専用メニューが用意されている

ドライブスルーでは、サングラスや「JINS PC」のような機能性アイウエアの購入や、手持ちのメガネと同じ度数情報によるメガネの作成・購入、店舗で購入したメガネの受け取りに対応。新規の視力測定が必要な場合は、店舗にて受け付ける。

メガネ・ドライブスルー専用メニューとして、「レギュラーメニュー(42パターン)」と、シーズンごとに変わる「おすすめメニュー(10パターン)」の全52パターンを用意。受け付けでメガネを選んだら、車内で試着し、会計を行う流れだ。

度入り商品のように加工が必要な場合、指定の時間(30~40分後)に再来店し、ドライブスルーを利用して受け取ることができる。

ご当地キャラたちがオープンを祝福

「前橋から世界のメガネを変えていきたい」と語る田中氏

同店の開店前には、オープニングセレモニーが開催された。強風に見舞われたものの、「上州名物の強い風は、地元・前橋にふさわしい」と同社代表取締役社長の田中仁氏。前橋は同社創立の地であり、ドライブスルー形式の店舗を誕生させることにより、ここから世界のメガネを変えていきたいと抱負を語った。

来賓として招かれた、群馬県前橋市長の山本龍氏とカインズ代表取締役社長の土屋裕雅氏は、「新しいメガネ文化」の発信に期待を寄せた。

続いて、群馬県のご当地キャラであるぐんまちゃんが、オープンカーに乗って登場。ほかにも、ころとん(群馬県前橋市)、ちっちゃいおっさん(兵庫県尼崎市)、ふっかちゃん(埼玉県深谷市)、ふなっしー(千葉県船橋市)、与一くん(栃木県大田原市)、うなりくん(千葉県成田市)の計7体のご当地キャラが集結した。

(左から)ちっちゃいおっさん、ふなっしー、ぐんまちゃん、ころとん、ふかっちゃん、うなりくん、与一くん

ふなっしーは、ドライブスルーでメガネが購入できることが信じられないようで、それを確かめに来たという。また、尼崎から駆け付けたちっちゃいおっさんは、世界初のドライブスルーでメガネが購入できることに期待を寄せたものの、「車を持っていない」とボケて、同店のオープンを盛り上げた。

オープンカーに乗って、ドライブスルーを体験するぐんまちゃん

「お客さま第1号」として、田中氏から特注メガネがプレゼントされた

テープカット後は、同店の「お客さま第1号」であるぐんまちゃんが、ドライブスルーによるメガネの購入を体験。田中氏から特注メガネをプレゼントされた。仲間たちも特注メガネを受け取り、イベント終了後にはメガネをかけたまま一般客との記念撮影に応じていた。

長野県からふなっしーに会いに来たというカップルは、「店舗で注文したメガネをドライブスルーで受け取れるのは便利。メガネは度数やフィッティングなどの調節が必要ですが、ユーザーの情報をデータ化できるといいですね」とさらなる期待を寄せていた。

メガネが気に入った様子のぐんまちゃん

ちっちゃいおっさんは尼崎から電車を乗り継いで来たとか

ちふなっしーが激しく動くたびに歓声が上がった