日立ソリューションズは、コールセンター向けCRMソリューションの最新製品「CallFrontierX Lite」を25日より販売する。画面のレイアウトや項目をユーザー自身がカスタマイズできるようになるほか、中国語への対応、FAQへの画面添付機能の追加、また通話録音システムとCTI(Computer Telephony Integration)との連携に標準技術を採用するなど、機能強化・追加が施された。

CallFrontierXは、コールセンターにおける業務の効率化とサービス品質の向上を実現しつつ、システム構築のコスト削減を支援するソリューション。日立ソリューションは、企業経営が顧客中心型に変化しつつある中、顧客と企業の接点となるコールセンターがビジネス成功へ向けて非常に重要な役割を担うとし、2009年2月に同製品をリリースした。今回、次のような機能を強化することにより、さらなるコスト削減と効率向上をサポートできるとしている。

  1. 画面のセルフカスタマイズ:6種類のテンプレートから選択肢、画面のタブ内パネルを自由にレイアウトすることができる。表示したい項目も定義でき、ドラッグ&ドロップ操作で直感的に編集することが可能。業務内容が変更された場合でも、システム改修が必要ない。

  2. 中国語に対応:中国にコールセンターを設定する場合でも、現地のオペレータが業務を行いやすい画面で顧客応対情報などを入力できる。

  3. FAQ管理への画像添付:問い合わせと回答を管理するFAQ管理に画像を添付できるようになった。

  4. CTIと通話録音システムとの連携を標準化日立情報通信エンジニアリングのCTI「iCTNET/IX」と通話録音システム「RecwareIII」に連携することにより、顧客との会話データとCRMの応対履歴情報をひも付けて管理できるようになった。