アイルは、クリエイターに利益を還元するビジネスモデルを基盤としたスマートフォンケースのブランド「itaCase(痛ケース)」を設立した。

「itaCase」展開デザイン例

同ブランドでは、クリエイターがデザインしたスマートフォンケースについて、製造から販売までを一括して行う。まとまった数の生産目途が立っていない状態でも極小ロット(1点~)から取り扱うことが可能で、注文が確定した後に製造を開始。商品の売り上げに応じて、クリエイターに対する支払いも発生する。こうした仕組みにより、クリエイター側が初期投資をすることなく商品化を行うことができるため、同社は今後より多くのクリエイターの参加が見込めるとしている。

また、同ブランドの立ち上げに際して、同社の従来商品と比べ7.5倍の解像度で印刷を行うことができる環境を整備し、微妙なグラデーションなども表現できるようになったという。加えて、ケースの表面にはクリアコーティングが施され、傷がつきにくい構造となっている(コーティングなしで安価な商品も選択可能)。

なお、同ブランドでは設立と同時に、23名のクリエイターによる65個のスマートフォンケースを発売した。男性向けの「M-Line」、女性向けの「F-Line」、カワイイを追求した「C-Line」の3つのラインで展開。対応機種はiPhone5およびXperia UL(SOL22)、価格はクリアコーティングの有無などにより異なるため、同ブランドのWebページを参照してほしい。