ロックバンド・SOPHIAが13日と14日、地元・大阪のオリックス劇場で、活動休止の発表後初となるコンサートを行った。

13日と14日にオリックス劇場で行ったライブで、活動休止についてあらためて説明したSOPHIA・松岡充

この日のコンサートは、3月10日よりスタートした全国ツアー「SOPHIA TOUR 2013 未来大人宣言」の一環として行われた。SOPHIAは今月9日、同ツアーの最終日となる8月12日に、東京・日本武道館で行うコンサートをもって、活動を休止することを発表。会場には約4,800人のファンが駆けつけ、活動休止を惜しみながらも、熱い声援を送った。

会場となったオリックス劇場は昨年、旧・大阪厚生年金会館から名前を一新させ、SOPHIAがこけら落とし公演を行った。また、SOPHIAがロックバンドとして最多の公演数を記録していることから、メンバーの思い入れの強い場所。地元・大阪での久しぶりの公演に松岡は、「突然の活動休止宣言だったので、未来大人宣言したばかりなのに、びっくりさせたと思うけどごめんね。びびらせて悪かった」とあいさつ。「SOPHIAとして19年間歌ってきました。その声があなたに届いたからこそ、今日この場所がある。この空間はあなたが帰る場所です。そして僕らが帰ってくる場所です。それだけは永遠に変わりません」とあらためて思いを語った。

また、ラストのMCでは、「SOPHIAはずっと変わらずここまでやってきました。しかし今は少しだけ大人になったんだなと思います。あの頃、みんなと出会った頃の俺らは、活動休止なんて怖くて言えなかった。成長したなと思います」とこれまでを振り返り、「僕らは解散するわけでもなく、死ぬわけでもなく、20周年という目標がありますから、それぞれの戦いで戦ってこようと思います」と説明。最後にファンに向けて「とにかく生きようぜ。未来を生きようぜ。生きてるんだから、いろんなことがあるさ、昨日死んだやつが生きたかった今日をいま俺たちは生きている。俺たちと一緒、みんなも自分自身と戦ってこい」とメッセージを送った。