日産自動車は12日、100%電気商用車「e-NV200」の市場投入に向けた実証運行を、航空貨物輸送会社のフェデックス エクスプレスと協働でシンガポールにて開始したと発表した。

フェデックス エクスプレス向けモニター車

同実証運行は、2012年9月発表の両社による包括的なグローバル実証運行プログラムの一環。日産が貸与する「e-NV200」のモニター車を、フェデックス エクスプレスが同市内での配送車両としておよそ1カ月間活用し、国際航空貨物のデリバリー業務における実用性を確認するという。

実証運行により得られた結果は、同モデルの以後の開発に反映されるとのこと。また、以後はブラジルおよび米国でも運行を行う予定。

e-NV200は、「リーフ」に続いてグローバルに販売する2車種目のEV(電気自動車)として、2014年中の発売を計画している100%電気商用車。ベース車の多目的商用バン「NV200」の特徴である室内の広さや多用途性と、リーフのパワートレインが生み出す先進性を併せ持つ商品とのこと。