Adobe Flash Player

Adobe Systemsは4月9日(米国時間)、Adobe Flash PlayerおよびAIRの最新バージョンとなる「Adobe Flash Player 11.7」および「Adobe AIR 3.7」を公開した。Flash Player 11.7およびAIR 3.7はサンドボックス機能の強化を狙ったバージョン。サンドボックス機能を強化することでセキュリティ能力を向上させる狙いがある。ただし、この機能強化によって既存のFlash Playerアプリやコンテンツで動作しなくなったものが出てくる可能性があるので注意が必要。

Adobe AIR 3.7ではAndroidアプリやiOSアプリ開発に関する機能強化も取り込まれている。Androidアプリ開発ではデバッグ機能が強化されたほか、iOSアプリ開発ではCPUレンダーモードを強制的に指定できるようになった。CPUレンダーモードを強制した場合、GPUレンダリングをそのほかの処理に使用できる。

Adobe SystemsはFlash Player 11.7系の今後のリリースで、パッチアップデートと呼ばれる機能を導入する予定。これはFlash Playerのアップデートに必要になるデータのサイズを削減する機能で、Flash Playerアップデートの迅速化を狙ったものとみられる。