シチズンホールディングスと同社連結子会社であるシチズンファインテックミヨタは4月9日、従来製品比で解像度を約30%高めた約369万画素相当のデジタルカメラ用電子ビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)向け強誘電液晶マイクロディスプレイを開発したことを発表した。

強誘電液晶マイクロディスプレイは、強誘電液晶の高速応答性を生かした、高解像度、高精細、高輝度表示が特徴の液晶ディスプレイ技術で、反射型LCOS(Liquid Crystal on Silicon)構造により、画素間のピッチを狭めて滑らかな画像の表現が可能ながら、信号処理、駆動回路などを内蔵することで小型化も可能という特長を有する。また、フィールド・シーケンシャル方式を採用することで、カラーフィルターを不要としながらも高精細表示を実現可能で、今回の製品ではより精細な駆動回路の設計と液晶の高速化改善を行うことで、0.4型で1280×960×RGB(約369万画素:Quad-VGA)の解像度を実現した。

また、フィールド・シーケンシャル方式特有のカラーブレイクアップについても従来の2倍速駆動から3倍速へ改善が図られたほか、120Hzの入力信号に対応したことで、実像を電気信号に変換する際に生じるタイムラグの改善を果たしており、これにより、デジタル一眼レフカメラに要求される高精度なピント合わせが可能になったと同社では説明している。

なお同社では同製品について、2013年夏より量産出荷を計画しているという。

シチズンが開発した0.4型で1280×960×RGB(約369万画素:Quad-VGA)の解像度を実現したEVF用液晶パネルモジュール