家族力を合わせてトロッコをこぐ

石川県の珠洲市と能登町にまたがる「奥のとトロッコ鉄道」の開通式が、4月1日に同市宝立町宗玄の隧道(ずいどう)蔵で行われた。

イメージキャラクター「のトロ」

電動アシスト付の足こぎトロッコ「のトロ」

同鉄道は、2009年に宗玄酒造や恋路観光協会などで結成した「のと線遺産活用倶楽部」により企画運営されたもの。2005年春に廃線となった、のと鉄道旧能登線の松波~鵜島間の廃線跡の一部で、観光トロッコ「奥のとトロッコ鉄道」を整備。このほど4月1日に開通式を迎えた。

運行区間は、のと鉄道の旧恋路駅から旧宗玄トンネル内まで約270メートル区間。電動補助付きの足こぎ式トロッコで、愛称は「のトロ」。料金は大人500円、小学生以下300円。

営業時間は9時~17時で、乗車には事前予約が必要となる。