P板.comは、同社の「プリント基板 製造サービス」において、10層および12層の自動見積もりサービスを期間限定で提供する「10層/12層プリント基板 開発応援キャンペーン」を開始したと発表した。

これまで、自動見積もりサービス「プリント基板 製造サービス」で対応可能な多層基板は最大8層だったが、今回新たに10層および12層の自動見積もりサービスにも試験的に対応することになった。8層を超える多層基板の見積もりについては、すでに個別見積もりによる対応で多くの製造実績があり、信頼性についてもユーザーから高い評価を得ているとのことで、その実績に加え、自動見積もりが可能になったことで利便性が高まったと同社では説明している。

これにより、10層および12層の基板においても、製造仕様を入力するだけで自動的に見積回答が得られるようになるほか、見積回答を確認し、CAMデータを送付するだけで注文が完了し、製造を発注することが可能となる。基板の製造料金も、既存メーカー比で最大50%の低料金を実現したという。

さらに、プリント基板製造サービスにおいては、パターンの線幅に従来の100μmと127μmに加えて、新たに75μmも自動見積もりで指定できるようにしており、これにより、狭ピッチなBGAなどの高性能小型ICが搭載できるプリント基板の提供が可能となっている。

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