計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは4月4日、実績の高いオシロスコープ「Agilent InfiniiVision 2000X」シリーズに、低価格ながら上位機種に匹敵する新機能を追加すると発表した。

2011年2月に発表された「InfiniiVision 2000X/3000X」シリーズは、低価格ながら先端の機能を盛り込んだことが特徴となっているオシロスコープで、今回新たに「InfiniiVision 2000X」シリーズのメモリ容量をチャネル当たり最大1Mポイントに拡張すると同時に、コンピュータ、組み込み機器、自動車、航空・宇宙・防衛関連に役立つ各種シリアルデコードオプションを低価格で提供するという。

同2000Xシリーズは、70~200MHzまで各帯域のモデルを取り揃えている。また、このクラスとしては高速な画面更新速度を実現。8.5型WVGAディスプレイを搭載しており、一般的なオシロスコープと比べて2倍の表示エリアを確保している。さらに、オプションでMSO(ミクスドシグナルオシロスコープ)機能を提供しており、これによりデジタル信号とアナログ信号の相関を取りながら波形を観測することができる。この他、ファンクションジェネレータ、デジタル電圧計、ハードウェアシリアルプロトコル解析機能もオプションで提供している。

加えて同クラスで唯一、帯域アップグレードを含む、完全アップグレード対応オシロスコープとなっているため、現在必要な帯域・機能のみを購入し、将来、広帯域や機能が必要になったときにアップグレードすることが可能。また、オプションの測定ソフトウェアも後から購入できる。

具体的には、レーザパルス、レーダバースト、シリアルパケットの解析に便利なセグメントメモリ。迅速にパス/フェイルの評価が可能なハードウェアベースのマスクテスト機能。I2C、SPI、CAN、LIN、I2S、RS-232に対応したハードウェアシリアルデコード/トリガ機能。最大1Mptsの大容量メモリなどがラインアップしている。

なお、価格は、2000Xシリーズ用メモリアップグレード「DSOX2MEMUP」が2万2344円(税別)、同シリーズ用I2C/SPIトリガ&デコード機能「DSOX2EMBD」、同シリーズ用CAN/LINトリガ&デコード機能「DSOX2AUTO」、同シリーズ用RS232/UARTトリガ&デコード機能「DSOX2COMP」が各5万5860円(税別)となっている。すでに、販売・出荷を開始している。

メモリとシリアルデコードオプションが発表された「InfiniiVision 2000X」シリーズ