日本旅行のグループ会社である北海道オプショナルツアーズ(通称「ほっとバス」)は、5月から7月にかけてシリーズ商品「江差線ファイナル」を発売する。2014年春に一部区間の廃止が予定されているJR北海道のローカル線・江差線の、観光素材としての魅力を最大限に味わうことができるツアー商品だ。

JR江差線木古内~江差間は2014年春で廃線に(写真はイメージ)

5月に実施する「江差駅・函館駅、秘境駅小幌訪問」プランは、湯ノ岱~江差間間と上磯~函館間でJRに乗車。終着駅(江差駅・函館駅)に到着する旅情を体験できる。翌日には人気駅弁店や秘境駅の探訪などを盛り込み、鉄道旅行の愛好家にも楽める内容をめざす。

6月に実施する「江差木古内全駅見学と終着駅体験」プランでは、江差線の廃線予定区間(木古内~江差間)の全10駅(木古内駅も含む)をバスで訪問し見学するほか、スタフ交換の見学や上ノ国~江差間の乗車体験を行う。7月に予定している「天ノ川駅見学と全線完乗」プランは、天ノ川の駅名にちなんで七夕の日に出発日を設定。2本の列車を乗り継ぎ、函館~江差間の鉄道路線を全線完乗する。幻の駅「天ノ川」(正式には駅に似せた沿線構造物)も訪問し、通過する列車の見学も行う。

江差線ファイナル企画は、沿線地域の紅葉の美しさにも脚光を当てるべく、秋のシリーズも実施する予定。内容が固まり次第、順次発表されるとのこと。